オンライン授業の記事 (1/1)

ヘルプデスクで多かったトラブル

新型コロナウィルスの感染拡大防止のために急遽始まった各大学のオンライン授業
ワタクシも担当する予定だった情報リテラシーやコンピュータ入門といった1回生対象のPC授業がオンラインに切り替わり、課題の採点やメール対応、そしてLMSでの学生とのコメントのやり取りなどに追われつつ、5月中旬からは某大学のオンライン授業のヘルプデスクでのお仕事も頼まれて最初はほぼ毎日、その後は週1~2回と出勤しておりました。それが昨日でいったん終了となり、言ってみれば今日からは夏休み!! 去年までは夏休みにはMOS対策の集中講座があってそれなりに忙しくしていたのですが、今年はそれらもすべて中止となって、本当のお休みになってしまいました。

それはともかく、ここ最近のヘルプデスクへの問い合わせは先生からのものが多かったのですが、終わり掛けになって急に増えたのが学生からLMSでの課題提出のトラブル相談でした。
LMSというのは「ラーニングマネジメントシステム」の略で、主に学校などで資料の配布や課題の提出・グループワークのマネジメントなどを行うためのインターネットツールです。最近はどこの大学でも多かれ少なかれこのシステムが導入されていたので、今回のコロナ騒ぎでも比較的早めにオンライン対応に切り替わった大学は多かったですね。おっと・・・また脱線。で・・・
このLMS(いろいろあります、manabaとかWebClassとかmoodleとか)、便利なようで慣れないと操作のミスが多くなります。例年各大学の1回生に入学直後からこのLMSの使い方に慣れることとWordやPowerPointなどの基本操作を教える授業をしているのですが、それが今年は入学式すらオンラインというありさまだったため、オンラインでオンラインの使い方を教えるというわけのわからない状況になってしまい、いざ各科目の課題を提出する段になってトラブルが続出したというわけです。

本当はオンラインでも、マニュアルを読んだだけではわからない学生には、ZoomTeamsの会議ツールを使って画面共有リモート操作でのマンツーマンのフォローをしてあげたい。(個人的にはおうちパソコン教室ってのをやってますが・・・) でも大学は、メッチャ学生の人数が多くて全員というわけにもいかず、また多人数の先生方による合同講義のためひとりだけ勝手なこともできず・・・。予約制のマンツーマンフォローとか、いろいろ工夫しないといけないなぁ。してあげたいなぁ。
今コロナ第2波とかで感染者が激増しているので、9月以降通常授業に戻す予定だった大学も引き続きオンラインでというところが増えている模様。そうなると個人のPCスキルが他の学業にまで影響を及ぼしてしまいそうでとっても心配しています。